2012年3月6日

シリア情勢を知るためのもう一つの視点

シリアで反体制運動が本格化してから約1年が過ぎた。ここ数ヶ月は特に事態は緊迫しており予断を許さない。一般市民の犠牲者数も急激に増加しているようだ。

アラビア語メディアはもちろんのこと、欧米のメディアでも関連ニュースが連日のように報じられている。シリアの成り行きは、域内のパワーバランスのみならず、広く国際関係全般にまで影響する可能性が高いため、当然といえば当然である。

シリア情勢をめぐっては、マスメディアのみならず、いわゆる「市民ジャーナリスト」経由でも情報が全世界に向けて発信されている。フェィスブックやユーチューブなどに、動画も多数アップされている。これらは、当事者の視点からの情報だと言えるだろう。

そんな中、私がシリア滞在中からずっとお世話になってきた山崎やよいさんが、ブログ形式でシリア関連の情報を発信しはじめた。山崎さんは、20年以上、シリア第2の都市アレッポをベースに活躍されている考古学者である。

シリアで20年以上暮らし、シリア人の旦那さんと結婚し、シリアで子育てをし、シリア人社会の中で生きてきたからこその視点が、新しく開設されたブログから伝わってくる。マスメディアで生きるジャーナリストとしての視点でもなく、シリアに生まれたシリア人とはまた違った形での「当事者」である、山崎さんならではの視点から見るシリア情勢はとても興味深いものがある(しかも、日本語で読めるというのは貴重だ!)。

とても悲しいことに、山崎さん最愛の旦那様(素敵な考古学者夫妻であった!)は、つい先日、突然と他界された。山崎さんのブログは、その悲しいエピソードから始まっている。

是非、一度、「シリア情勢を知るためのもう一つの視点」を通してシリア問題に触れてみて頂きたい(週に数回のペースで今後も更新されていく予定)。


<山崎やよいblog>
http://yayoi-yamazaki.blogspot.com/

※第1回目のエントリー「シリア、第二の祖国」から読み始め、一番下にある「次の投稿」を順にクリックしていくと、時系列を追いながら読むことができる。