2011年12月10日

民衆デモの真因

マイケル・ハートとアントニオ・ネグリの以下の論考が興味深かった。

Michael Hardt and Antonio Negri, "The Fight for 'Real Democracy' at the Heart of Occupy Wall Street," Foreign Affairs, 2011.

2011年以降発生している民衆デモの真因は、「代表システム」の機能不全であり、ひいては現代の議会制民主主義への疑義の投げかけとなっているのではないか、という。

カイロ、マドリード、ロンドン、アテネ、イスラエル、そしてウォール街まで、一連の動きを大きな括りでとらえるならば、そこにはわれわれが到達した政治システムの機能不全への異議申し立てという共通項が現れるということが示唆されている。

この動きを現実のものとした背景は様々であるが、ツールとしてのソーシャルメディアの発展と成熟は大きな要素だったのではないだろうか。今、このあたりの議論を、整理しているところだ。いずれにせよ、この動きも、1つの時代の終わりの始まり、として捉える必要があるだろう。