2011年8月16日

Boat Shed Cafe


ニュージーランドでの目的地は南島の北端にある人口5万人程度の街ネルソン。ニュージーランドにおける石油ピークの研究組織ASPO-NZの本部がある街だ。近隣の郊外農村部と市街地とをパーマカルチャーの理論に沿ってデザインしようともしている。

確かに、この規模の街にしては、都会的だ。街の中心部にあるお店にも都会的センスを感じさせるものが多い。そして、オーガニックに関する関心が高いのも、ただの田舎町ではないという雰囲気作りに一役買っている。

晴天率もニュージーランド随一だといい、「サニー・ネルソン」という愛称で親しまれている。地理的条件と気候は、持ち運ぶことができない。これからの時代、その都市の魅力を左右する大きな要因は、周辺の自然の状況と気候条件だろう。暑すぎても寒すぎてもいけない。年間を通して、(エネルギーに過度に頼らなくても)人間が快適に過ごせる気候が望ましい。その点、ネルソンは、なかなか恵まれていると言えそうである。

こういう街は、移住者を惹きつける。才能を持った人々が、引き寄せられるように集まる。そして、彼らがまた街の魅力を上げていく。こうした正のループができあがると、これからの時代にオモシロイ都市ということになるだろう。

だから、こういう街には、都会的センスと地域の自然の恵みを活かしたような素敵なレストランも多い。中でも、(おそらく)ネルソン随一のレストランは、今日のブランチを楽しんだ「Boat Shed Cafe」だろう。たまたま、今借りているアパートの大家さんの息子さんがオーナーシェフをやっている。

オーダーしたのは、「シェフのお任せコース」。地元のシーフード主体の料理はどれも絶品だった。ニュージーランドの中でも、コーヒーを美味しく飲ませてくれる店だとも思う。なによりも、景色が最高だ。

魅力ある人々を惹きつける都市。最近の研究テーマの中心をなすものだ。実際に、いろいろな都市を訪れ、(擬似的にでも)居住体験をして、自分の体でその要素を導き出し、納得できる結論を理論化してみたい。